最近イタリアでは色々なことを「自分で作る」ことが流行っています。家具のDIYから自家製顔用クリームなど自慢のマイ・レシピをネットで公開したり情報交換したりと「自家製」活動が活発に行われています。
このような活動が活況を呈しているのは経済的に節約したいという理由もあるようですが、やはり自然派志向が女性を中心に大変支持されているということがあるようです。
さて、今回はデリケートゾーン・ソープの作り方を10例を見てみましょう。
「もしあなたがもっと効果的で心地よいデリケートゾーン石鹸を探しているなら、あなたの体に合った主婦のレシピを試すのはどうかしら。 自然由来の材料や例えばエッセンシャル・オイルや泡立ち過ぎない界面活性剤を使ってデリケートゾーン石鹸を家で作ることができます。
あなたの必要に応じてベースを決めて、もし疑問に思うことがあればかかりつけのドクターや薬草療法士(訳者注:イタリア語ではerboristaと言う。薬草=ハーブを採集して治療する専門療法士のこと。)にアドバイスしてもらって、自分だけのデリケートゾーン石鹸を作ってみましょう。
① エッセンシャルオイルをベースにしたデリケートゾーン石鹸
まず最初はエッセンシャルオイルベースのソープ、これは抗菌性もあってきっと役に立つでしょう。
{レシピ}
pH4,5の液体ソープ100㎖
ラベンダーのエッセンシャルオイル15滴
ティーツリーのエッセンシャルオイル15滴
ビャクダンのエッセンシャルオイル10滴
できれば液体ソープは無臭の物のほうが良いでしょう。前述の液体ソープと各エッセンシャルオイルを木の棒(箸など)や木の小さなスプーンで丁寧に混ぜ合わせましょう。もっとたくさん作りたい場合はレシピの各材料の量を増やしてください。
② カモミールのデリケートゾーン石鹸
カモミール・エキスとカモミールの蒸留液がこのソープの主要成分です。敏感肌に適している植物由来の界面活性剤を加えます。こうして泡立ちすぎないソープにすることで、デリケートゾーンにより適したものになります。
③ 抗菌性デリケートゾーン石鹸 カモミールのエッセンシャルオイルをベースにした抗菌性デリケートゾーン石鹸のレシピは以下の様です。
液体せっけん3分の1カップ(約80㎖)
蒸留水3分の2カップ(約160㎖)
カモミールのエッセンシャルオイル1滴 できればデリケートゾーンに適した㏗の液体洗浄剤か液体せっけんを使ってください。レシピの考案者(Maria's Self)の説明によると、蒸留水は本来の製品の㏗値を下げる役割をします。リトマス紙を使って自家製デリケートゾーン石鹸の㏗をあなたがいつも使っているデリケートゾーン用の製品の㏗にあわせるようにしましょう。
④ 重曹を使ったデリケートゾーン石鹸
Naturomaniaのブログでは自家製石鹸を作るために重曹を使うことを勧めています。デリケートゾーンを重曹と水で洗うことはカンジダ症で悩んでいる女性にとって特効薬になるでしょう。既製品のデリケートゾーン石鹸からシンプルな水&重曹に替えることはあなたが抱える病状にとって理想的な解決策になるかどうか、信頼できるかかりつけのドクターに確認してくださいね。
⑤ ティーツリー・オイルを使ったデリケートゾーン石鹸
ティーツリーのエッセンシャルオイル、あるいはティーツリーのオイルは自然の抗菌剤&抗真菌剤でカンジダ症の予防に特に効果があります。あなたが必要としている量を 普段使用しているデリケートゾーン石鹸に何滴か加えて使ってください。
ティーツリーのエッセンシャルオイルの使用量は最大で15〜20滴(デリケートゾーン石鹸200〜250㎖に対して)、ここで使うエッセンシャルオイルはエコ製品が望ましく、無香性であなたにあった㏗のものにしましょう。
⑥ アロエ・ベラのデリケートゾーン石鹸
デリケートゾーンが大変デリケートな場合は昔からある泡のデリケートゾーン石鹸の使用はしばらく控えましょう。その代わりにアロエ・ベラのジェルを使うようにしてください。アロエ・ベラ少量を温かい水に溶かしましょう。こうしてデリケートゾーンに塗りやすくします。やさしく洗ったあと水で良く洗ってください。
⑦ オキシドールのデリケートゾーン石鹸
有害物質を含まないものを作るためにオキシドールをベースに使ったデリケートゾーン石鹸を作ることもできます。脱臭作用があるため、女性のデリケートゾーンを洗うことに特に適しているでしょう。
作り方は:
オキシドール カップ1
水 カップ3
*1カップ=240㎖
上記のレシピを混ぜるだけで簡単に準備できます。
⑧ ゼニアオイのデリケートゾーン石鹸
Chi fa da se fa per 3!のブログでは、煎じて濃縮したゼニアオイ濃縮液をベースにした自家製デリケートゾーン石鹸を考案しています。ゼニアオイは鎮痛作用を持つ薬草で、その抽出液は一般に販売されているデリケートゾーン石鹸の成分にもよく用いられています。またベタインはエッセンシャルオイルの界面活性剤として使われています。
{レシピ}
ゼニアオイ、カモミール、ラベンダーの濃縮液 185g
Xantana(増粘剤シャンタナ)1g+グリセリン4g
アロエジェル 20g(最大4,6%)
デシルグルコシド(非イオン性界面活性剤) 30g
ベタイン(betaine de babassuu’) 10g
ラベンダー・オイル 20滴+ティーツリー・オイル 10滴
Cosgard(合成保存料)0,6%
クエン酸20%(㏗4,5にするための必要量)
(ブログ作者:さらっとした出来上がりですが消炎効果が高く、肌の赤身もすぐに収まりました。)
⑨ ミントのデリケートゾーン石鹸
デリケート・ゾーンに長く続くフレッシュ感がほしい場合にはFlower Talesのブログで提案されているレシピを試してみて。
{レシピ}
水 74ℊ
グリセリン 3ℊ
ラウリルグルコシド 15ℊ
デシルグルコシド 12ℊ
アロエ・ベラ 5ℊ
イヌリン 2ℊ
水溶性グリセリンで抽出したゼニアオイエキス 30滴
ティーツリーのエッセンシャルオイル 5滴
ペパーミントのエッセンシャルオイル 5滴
ラベンダーのエッセンシャルオイル 3滴
クエン酸(㏗4,5にするための必要量)
自然由来の保存料
⑩ ヨーグルトと蜂蜜のデリケートゾーン石鹸
Viaggio nel mondo sostenibileのブログではとても繊細な泡立たない自家製デリケートゾーン石鹸を提案しています。実際、泡立つ成分がこの自家製石鹸には含まれていません。
{レシピ}
ヨーグルト スプーン1杯
蜂蜜 ティースプーン1杯
米のでんぷん スプーン2杯
抗菌性の芳香性エッセンシャルオイルを数滴
(訳ここまで)