EU基準に沿ったカリキュラムで
世界で通じるイタリア語を学ぶ。
「EU基準」って?
EU基準とは通称で、正式名称は「Quadro Comune di Riferimento Europeo」(略称:QCER)といい、日本語訳は「ヨーロッパ共通基準」と言います。
これは、ヨーロッパの人がイタリア語を学ぶ際に共通して基準となるレベル設定です。
1. EU基準表
欧州評議会が定めたヨーロッパ言語を対象とする共通の語学力評価基準 を参照して和訳したものです。
基礎レベル | A1 | まず、日常生活の場面で短く簡単なイタリア語表現が理解でき、自分でも言えるようになります。例えば自己紹介ができ、相手に簡単な質問をしたり、それに答えたりできます。食事や買い物や旅行の場面で、相手がゆっくり明瞭に話してくれるなら、コミュニケーションがとれます。 |
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A2 | 毎日の生活で頻繁に使われる言葉や表現に慣れ、仕事や家族や故郷など、自分に関する事や日常的で具体的な生活に関する事なら、イタリア語でコミュニケーションができます。また日常的に必要な事柄が、簡単な文章の形で表現できるようになります。 | |
中級レベル | B1 | 明瞭な通常のイタリア語であれば、仕事や趣味や生活など日常的な事柄についてのイタリア語の発言や文章が理解できます。例えば、旅行中に出会うさまざまな出来事に対して、必要な対応ができ、また、自分の経験や夢・希望・目標などについて話すことができます。さらに、自分に身近なテーマあれば、意見を述べたり、その論拠を説明したりできます。 |
B2 | 抽象的で複雑なイタリア語で表現されてもその趣旨が理解できます。自分の仕事や専門分野に関する事柄なら、イタリア語で行われる議論の内容が理解できるだけでなく、自分の立場や意見を述べたり、あるいはひとつの意見に対する利点と不利点を論述したりできます。日常的ないくつかのテーマでは、広い範囲にわたって明確に意見と情報が交換でき、イタリア語を母国語とする人との間で、相互に困難を感じずに自然な会話が成立します。 | |
上級レベル | C1 | ほとんどのテーマで、高度なイタリア語表現や長い文章が理解でき、また、その言外のニュアンスも感じ取れます。イタリア人社会で、社会人として職業についたり大学で学んだりするのに必要十分な語彙と表現を使いこなし、複雑で微妙な内容を正確なイタリア語で表現することができます。 |
C2 | 社会生活上、不自由なくずべてのことに対応できるイタリア語力があります。さまざまな分野の多様なテーマに関して、読む、書く、話す、聞くことが困難なくでき、また、ニュアンスにとんだ自然なイタリア語を正確に使うことができます。 |
2. EU基準で学ぶメリット
イタリアで定められたイタリア語を学ぶ人たちの習熟度を測る基準で学ぶことの利点は、日本で勉強する場合には残念ながら特筆すべき利点はありません。
ですがイタリアに短期、あるいは長期留学する場合にイタリアの授業にあまり違和感を覚えることなく入っていけるというメリットがあります。
またイタリアの大学に進学するためにCILSなどのテストを受ける時にも有効です。
イタリアで勉強するあるいは日本で勉強する、いずれにせよイタリアの国で定められた基準に沿って勉強することは、一つの客観的な習熟度を測る物差しとして非常に信頼性の高いものではないでしょうか?