Accademia Italiana

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唐木 麻美 )

「投資するならダイヤモンド?」

暫く前から続くイタリアの不況は出口が見えない、今回はもうだめかもしれないと人々が口々に言うなかで、出来る人は国外に活路を見出し、国を後にします。海を渡って難民がやって来るのと入れ替わりにイタリア人がイタリア国外に出て行くという玉突きの玉みたいな現象は今年も続きそうです。 このような状況下、持てる財産を安全かつ有効に使いたい人々の気持ちに応えるように「投資対象としてダイヤモンドはどうか?」を検証する記事がレプッブリカ紙に掲載されました。

『ダイヤモンド、投資する人のための知っておくべき6つの事』

自分の投資ポートフォリオを多様化しようとする人がダイヤモンドを投資対象にしたため、金利が上がっている。イタリア証券取引委員会はこの取引の危険性について警告を発する一方、専門部門のオペレーターは消費者協会と協議の席についた。

あまり得しない投資だが潜在的な魅力を秘めていると判断したら、その株や債券を手放すか?

良い考えは、適切に情報を集め慎重に事を進めること。例えば、ダイヤモンド。

最近イタリア国内で最も活発な販売会社の一つが、イタリア証券取引委員会がこの手の投資取引の危険性に警告を発した後、同委員会と市民保護運動とともに取引や情報の透明性を向上させる目的で検証の場を設けた。ダイヤモンドを巡る金利はおおよそ一定に上昇している。さて、光り輝くダイヤモンドに狙いを定めた人が知っておかなければいけない6つの事とはなにか?

① ダイヤモンドは危険な投資先か?

場合による。大企業はこの種の事柄に対策を講じていなければならないとはいえ、多くの1級品と同じく生産や在庫に関係した変動の影響を受けると思われる。とはいえその価値は中長期的には概ね上向きだが、石の種類によって変化する。例えば1960年に1カラットは2,700ドルと見積もられたが現在では一部の石は最大3万1千ドルの価値がある。石の種類と純粋さで価値が変わるのだ。だが同時にダイヤモンド市場は金融の騒乱に対策を講じるため、しばしば金や不動産と同様に代替投資財として扱われる。

② どこでダイヤモンドを買うか?

イタリアの幾つかの主要銀行は専門の特別投資会社に委ねているが、屋内で行われることが多いため価格は常に調節されている。白いダイヤモンドの市場は幾つかの専門機関によってコントロールされていないとはいえ、ダイヤモンド情報誌「ラパポート」によって石の価値は決められている。ラパポートのダイヤモンドの公式国際価格表には適切な価格が記載されている。

③ ダイヤモンド投資はどのくらい賢明なのか?

専門家は5~10%を超えない程度にポートフォリオを多様化することを進める。だがダイヤモンドはイタリア証券取引委員会から金融商品とは見なされていないことを留意する必要がある、したがって投資リスクを段階別に記した表には載っていない。

④ どのようなダイヤモンドを購入する方が良いか?

0,5カラット以下のダイヤモンドは研究所が交付する証明書を必要としないため、専門家は0,5~3カラットのダイヤモンド集中することを勧める2カラット以上の石は珍しい、そのため買い手を見つけることが一層難しい。

⑤ いったんダイヤモンドを購入したら再び売ることは難しいか?

以前より難しくない。ダイヤモンド売買に特化した幾つかのオンラインプラットフォームの登場のおかげで数年前から貴石の売買はより簡単になった。銀行は頻繁に予定価格でダイヤモンドの売買を行う。

⑥ ダイヤモンド所有はどのような税制措置になるのか?

ダイヤモンドは相続税もしくは固定資産売却益を免除されている。イタリア国内で購入すると付加価値税(一定期間(通常は1年間)に生産された付加価値に課す税)22%を払う。しかしアントワープやロッテルダム、ル・アーヴル、ジェノヴァといった自由区で登録されたボックス内の入手可能なダイヤモンドには税は適用されない。

さあ、これを読んでダイヤモンド投資を始めますか?でも女性はいったん購入したら手放す気にはならないのではないでしょうか?

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