いまや外出時に必須のマスク。私見ですが、マスクは医療用という範疇を超えてファッションのトレンド・アイテムに絶対仲間入りすると睨んでいました。もっともこのトレンドは新型コロナウイルスに対する特効薬かワクチンができたら終わりそうですけれどね。とはいえ差し当たってマスクはホットな商品であることは確か、ということで新型コロナウイルスによって変わった消費者の動向に関する記事がAnsa通信に載っていました。
さあ、イタリア人が選んだマスクとは。
『トレンドはマスク、ブランドはマスクに身を投じる』
リセラー業界でスニーカーの地位にとってかわったマスク、
Off-Whiteのマスクの価格は3倍に。
さようならスニーカー、よろしくマスク。 新型コロナウイルス前のリセラー業界を席巻していたのはスポーツシューズだったが、その業界さえも政府の要請に従う。スニーカー売買の世界的業界最大手のStockXは、スニーカー以外にストリートウェアや限定版アクセサリー、布製マスクも扱うが、マスクの転売価格が282%も上昇し、総売上げは75%増(全体の売上げは167%増)になった。
マスク業界は特に2社(Off-WhiteとBAPE)が独占状態で、人気がある。Off-White Diag Face(目下もっともポピュラーなモデル)の転売価格は3月初めから見ると2倍、1月時点と比較すれば3倍になっている。BAPE Space CamoとBAPE Color Camo Blueも大人気。新型コロナウイルス前から販売されていたが今や最も人気がある商品に。
マスクに費用をかける国のトップはフランス、公共の福祉のための新しい必需品になったマスクをスタイリッシュにキメるために4倍払う。
Jesse Einhorn(StockXのシニアエコノミスト)曰く「新型コロナウイルス禍の初期からStockXはマスク需要の上昇に対応してきました。私たちのプラットフォームで用意できるモデルのマスク販売や転売需要が次第に強く高くなりました。3月初旬がこの傾向が始まった時期だと私たちは見ていますが、当時大部分はOff-Whiteのマスクのいくつかに限定されていました。その後プラットフォームで紹介されているほぼ全ての布製マスクが売れるようになりました」。
ロックダウン期間中スニーカーマニアはスリッパマニアに転向し、これによりスライドサンダル価格は363%増、スリッパ価格は62%上昇した。一番人気のスライドサンダルはYeezy Slide Bone、2か月間のロックダウン中、桁外れのブームで売上げは360%増だった。需要の高まりを受けて、Yeezy Slide Boneの値段はほとんど倍になった。マスクに加えてヴァージル・アブローはIkeaのデザイナー家具で一番人気になった(注文が31%増えた)。
(訳ここまで)
日本人とはマスクに対する感覚が違うので、この記事は個人的にとても興味深いものでした。世界的に人気ということですが、日本でオフホワイトやベイプのマスクは見たことないような…私がトレンドに疎いのかもしれませんね。