Accademia Italiana

本格的に学びたい方のためのイタリア語教室。アカデミア イタリアーナ

RUBRICA イタリアに関する情報とコラムをお知らせします。 時々イタリアでないことも。

唐木 麻美 )

「イタリア版 40代女性の着こなしはかくあるべし」

 いよいよ12月ということで、出かける機会が多くなります。誰かと久しぶりに会う場合とか、普段より身支度に気を遣わなくてはならず悩ましいこともあるでしょう。久しぶりに会って若いころと違ったと思われたくないとファッション誌をパラパラ立ち読みしたり、スマホの画面を眉根に皺を寄せて食い入るように何時間も見つめたり、あるいはブティックで山のように試着して頭を悩ませたり…忙しい師走に何とも厄介な事態になるわけです。魔法の杖でチョチョイのチョイというわけにいきませんしね。

 …で視点を外国に向け、ファッションの国イタリアでは40代の理想的な着こなしとはどうなのか、調べてみました。実は日本人観光客がイタリアを旅行して驚くことの一つに一般のイタリア人のファッションがあります。日本社会に比べて露出度が高い服を年齢や場を問わず着ていると思われるようです。確かにそのような部分もありますね、でも皆が“着ている=社会的にお洒落と認められている” わけではありません、イタリア社会でどのような着こなしが理想とされているのか探ってみました。

(1)  ELLE Italia:

 「人生の道半ばに来た40歳の女性はファッション観や服を変えなければならないが、それだけではない。もちろん上手に服を着るのは基本であり、そのためにワードローブを見直す必要がある… 40歳になったからといって、最新ファッションを諦めて若く見せるように努力することはやめなければいけないということはない。自分の個性に重点を置き、エレガントで楽しい装いをする、そのような年齢になったのである。

 …どのような場合でも洗練されて、清潔かつ落ち着いた着こなしをする、従って女性的すぎない(中世的な)パンツやペンシルスカート(チューブスカート)あるいはAラインスカートが相応しい。色としては中性色が様々なブラウスやアクセサリーと組み合わせることができて役に立つ。靴はヒールが高くても低くても良い、似合っていることが最も大切だ。

 ミニスカートやショートパンツはやめよう、理想的な丈は膝丈、もしくは足が許せばファッションプロ向けの指3本分膝上丈もあり。キャリア女性なら中性色と柄や明るい色を組み合わせたエレガントな装いも良い。デキる女という印象を与えることができる。伝統的な中性色といえば白、黒、茶、紺、グレーである。靴に関して職場では開口部のあるサンダルなどのタイプはいただけない、いわゆる閉じた靴がベストな選択だ。Tシャツやトップスは着ないほうが良い。スカート着用時にはストッキングにも気を遣うこと。

 イブニングドレスでも上記のように40歳の理想の丈は膝丈か指3本分上丈で、仕事時より自由度が高いとはいえ腿半ば以上に短い丈は何が何でも若く見せたいという印象を相手に与えがちだ。ドレスは柔らかい素材でクラシックな色か、もしくは中性色の場合は華やかなアクセサリーを組み合わせよう…パンツよりスカートの方が夜には適している。袖丈は引き締まった腕でなければ、長袖か4分の3丈に。

 …クラシックなハイヒールかミドルヒールの靴(型押しもOK)が理想的。革のジャケットは許容範囲、フレッシュでエレガント且つ現代的な印象を与える。 柄物シャツはアニメ柄や子供っぽい柄は着てはいけない。スポーツシューズはスポーツをするときのみで、それ以外はConverseやサンダル、オックスフォードシューズを選択肢にしよう。 アクセサリーはおしゃれを補完するのに最も適しているし、手軽に今風の雰囲気を作ることができる。形状様々なストールも活用できる。首が短い場合はロングネックレスが理想的でストールやネックチーフはやめたほうが良い(Ⅴ字に結ぶのであればOK)。ラインをはっきりさせようとして過剰な化粧はやめるべき、化粧品を塗りたくることは必要ない、自然に見せることが大事。」

                    (”Vestire Chic a 40 Anni”より)

(2) DonnaModerna:

① 過度なクラシックは良くない、アクセサリーなど小物を使って古臭くならないようにすること。

② 今風のファッションでばっちり決める若作りもダメ、体にあったものを着る、特に丈は重要。

③ ラージサイズのダブっとした服はやめよう。体格がどうであれ常にウエストをマークし、入念に強調しよう。ゆったりした服が好みならベルトを使う。

④ ミディ丈スカート(膝下~膝下10cmぐらいの丈)は古臭く見えるので要注意アイデムだ。ミディ丈スカートは現代的な素材で他のアイテムとのコンビネーションに気を付けて軽い雰囲気を出すように心がける事。例えばストールなどと組み合わせるとストリート風になる。一方ミディ丈のペンシルスカートは問題ない、ハイヒールと組み合わせると際立って良く見せることができる。

⑤ ミドルヒールの靴は良くない、ミディ丈スカートと肌色ストッキングとミドルヒールの靴の組み合わせは最悪。実用的でありながらセクシーに見せたい場合はフラットヒールのモカシンやレースシューズが良い。ハイヒールはおしゃれの必需品であることは言うまでもない。スカーフも注意が必要なアイテムだ、ヘアアクセサリーやベルトのように使うこと。首や肩回りに使うと…一昔前のおばあちゃんの出来上がり!になるから。

⑥ いつでも問題なく使える色は黒だが色の配分に気を付けてほしい。黒を多用すると厳格になりすぎる。茶色一色も同様で一瞬であなたの良さが消える。ピンク色のような明色と軽さに常に気を配る事。クルミ色やチョコレート色に深い赤色や濃紺は映える。

⑦ レトロ過ぎず、クラシック過ぎない柄物はお役立ちアイテムである。

                  (”I look che invecchiano a 40 anni”より)

 いかがですか?こうしてみると日本で言われていることと違っているところもありますね。ぜひ参考になさってください。

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