Accademia Italiana

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唐木 麻美 )

「小説のような詐欺事件がまた一つ」

1カ月前の記事を取り上げたいと思います。小説のような保険金詐欺事件で、犯罪組織が人々をどのように食い物にするか良くわかる事件です。

イタリアは別名Bel Paese(美しい国)と呼ばれます、南イタリアはとりわけ風光明媚で良い所なのですが残念ながらこのような組織犯罪絡みの事件は後を絶ちません。

『保険金詐欺のために腕や足を切断:11人逮捕』

恐ろしい暴力を(保険金のために)受け入れた人たちの中には車椅子生活になってしまう、時には生命を危機に晒すような深刻な怪我になってしまうこともあった。

全て合意の上での行為で、交通事故による怪我だと主張し保険金を騙し取る。これは、パレルモ警察が2つの危険な犯罪組織を打ち破って突き止めた事件である。

(中略)

主に精神障害者や非常に深刻な経済困窮者、ドラッグやアルコール依存者が詐欺の当事者=被害者になることが捜査で明らかになった。全員個人で定職に就いていない、彼らは決して払われることのない金銭と引き換えに、あらゆる種類の切断を受けることに同意していた。犯罪組織のメンバーが傷の痛みを緩和するために初歩的な方法で麻酔を投与していた複数のケースを捜査することから始まった。拘留者の中に、パレルモの市民病院に勤務する看護婦がいて、彼女は薬の供給者で病院の棚からアンプルを盗んでいた。

警察の調べで明らかになった犯罪組織の犠牲者の中にチュニジア人の男(死亡)も含まれていた。保険詐欺のために10人ほどが手足を切断された。パレルモ機動隊の捜査によると、件のチュニジア人は2017年1月にパレルモ郊外の路上で死体で発見された。男は交通事故の被害者ではない、真実は保険金の一部を得るために事故を“再生産”する目的で2つの犯罪組織のメンバーが負わせた複数の骨折が原因で死亡したのである。

                            (訳ここまで)

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